いまどきの人の舌には合わないのかもしれない、だけれども昭和を知る人には懐かしい味わい、温かみのあるデザイン
四ヶ月目のお誕生日おめでとう。

きみを抱っこするのが好きだ
初めの頃、重くて、慣れなくて、こわごわと抱えていた
肩も背中も腕も痛かった
今では生まれたときの二倍の重さになった
だけど今、私は軽々ときみを抱っこする
きみを抱っこするのが好きだ
それで、きみが眠っている顔を見るのが一番好きだ
私の腕のなかで、全身の力が抜けて、無防備にだらんと抱っこされているきみ
あおむけの、やや下方から煽りのアングルで見るきみの顔は
ちょっと栗饅頭のような感じで
それもまたかわいい
口がぽかんと開いてたりしてもかわいい
ちょっと薄目が開いているのは怖いけど、でもやっぱりかわいい
眠っているきみのすべすべのほっぺたに、そっと自分のほほをあててみる
つるんつるんのぱんぱんのほっぺたが気持ちいい
ちいさな寝息が耳元に届く
そしてかすかなミルクの香り
きみの体温
五感すべてがきみを感じ取る
きみは私の腕のなかで眠る
何回、何十回、何百回、、、
きみは私の腕のなかで眠りにつくのだろう
いつかきみは、今よりもっともっと重たくなって
いや、そうでなくても
私に抱っこされることを嫌がるようになって
いつかがきたら
もう二度と、きみを抱っこすることもない
今だけの重み
今だけの幸せ
今だけだから
思い切りきみを抱きしめたい
思う存分抱いていたい
この温もりを
この安らぎを
この愛しさを
私の心に焼き付けたい
何度も何度も、決して忘れることのないように何度も




