2010年9月24日金曜日

結合

初めて歩いて一緒に出かけた
ふたりだけの記念日


神経経路が結合する
ばらばらだった心と身体
次第に統合されていく

きみが、興味を惹かれるものへ手を伸ばし始めた
伸ばした手が対象物を捕らえ
きみは欲しかったそれを掌中におさめる

おそらく、それが、「人間である」ということ

これから先きみは幾度も幾度も繰り返すだろう
欲しい、と望み
それを手に入れるために努力し
そして欲しいものを手に入れる

人生はその連続
始まりはたったひとつのちいさなお人形

2010年9月18日土曜日

たからさがし

久しぶりにあった友人
変わらない笑顔
きらきらとした人懐こい眼差し
こどもであろうとおとなであろうと
相手の瞳を見て、話を聞いて、うなづくきみ
すこしも変わっていない
そのことがとても嬉しく、慕わしく

でも、今日、ふと気がついた

きみは表現することにとても繊細で、
言葉をじょうずに、丁寧に選ぶ
だから話上手なひとだと思っていた
だけど、
本当は、聞き上手なのかもしれない

きらきらした瞳で、相手を見つめる
あなたのお話に興味があるよ
そんなシグナルがきみの表情から、仕草から伝わってくる
きみのそんな顔を見ていたら
今頃気がついた

知り合って長い長い年月が過ぎたけれど
まだ発見できることがある
今度、またきみに会えたら
私はなにを発見できるだろう

授けられる

命をさずけられた
もう数十年も前の今日
母から、父から
命をさずけられた

一年前のある日
命をさずけられた
かみさまから、
命をさずけられた

そして初めて知った
生きる、ということは
生きている、ということは
それだけでとてつもなくすばらしいことなのだと

今、生きている
それはだれかが大切に大切に育んでくれたということ
ひとりで大きくなった人間はひとりもいない
みんな誰もが、誰かの大切な宝物

向上心。

私が一番好きな花は薔薇、優しさだけで出来た花束
遠方からきた可愛らしいお客様からのプレゼント

このところの流行は
寝返りをうとうとして、仰向けからうつぶせへ
だけど下敷きになった手をうまく外すことが出来ず、
結局はまたころんと仰向けに逆戻り
時々、出来ないことに苛立って声をあげる
でもまたすぐに、うつぶせにチャレンジしている

何度も何度も、きみは飽かず繰り返す
もどかしさに身を捩じらせ、苛立ちの声をあげながら
きみは何度もおなじことを繰り返す

だれも教えてない
ある日突然、きみはきみ自身にそれを課す

そうして出来るまで、何度でも、何度でも
もし出来なかったらどうしよう
なんて、きみは考えない
どうせ出来やしないんだ
なんて、ちらりとも思わない
一瞬たりともネガティブな思考が入り込む隙間はなく
きみはただ、前へ前へ、進もうとだけする

諦めや妥協を知らない
ゴールへ到達することしかイメージしていない
だれもがそんなふうだった
生まれたばかりの頃は

諦めない精神、前にしか進まない心
きみは今日初めて、仰向けからうつぶせになった
それは母への誕生日プレゼント、とても尊い誕生日プレゼント

2010年9月12日日曜日

愛しさに胸が詰まる

かぼちゃのテリーヌ、塩味がきいていてなかなか美味

鴨のポルペッティと茸のスパゲッティーニ、いわゆるミートボール、鴨だからあっさりカモ


栗の焼き菓子とフランボワーズのムース、栗の渋み?なかなかクセになる、フランボワーズはさっぱりと甘酸っぱく


きみが腕のなかで眠るとき
愛しさに胸が詰まる

身体中の力が抜けて
私の腕にずっしりときみの重み

生まれてすぐはとてもちいちゃかった
今、生まれたときの二倍近くの重さに

増していく重みは
命の重み

腕のなかに感じる
きみの重み
それは愛しさと比例している

愛しくて、胸が詰まる
そんな思いは初めてだ

溢れる

きみを見ていると
ふいに涙が溢れる
きみはただ笑っただけなのに
きみはただ泣いただけなのに
きみはただひとりで遊んでいるだけなのに
きみはただくしゃみをしただけなのに

きみを見ていると、
そんななんでもないことが
とても大切で、とても愛おしいということに
気づかされる

きみを見ていて知るのは命のいじらしさ
だから、君を見ていると涙が溢れる

無限

腕のなかのちいさい身体

ずいぶん大きくなってきたなって思っていたけれど・・・
こうして抱えているとどれほどちいさいか

きみさえ望めば
きみはなんにだってなれる
空を飛ぶスーパーウーマンにも
かわいい奥さんにも
お花屋さんにも
先生にも
スチュワーデスにだってなれるだろう

無限の可能性のなかから
選べるのはたったのひとつ

きみはどんなひとつを選ぶのだろう