
おかあさんがどうしてあんなに心配症なのか。
わかった。
ミルクは足りてる?
すこし部屋が暑いのかな?
眠れなくてぐずってるの?
おむつが汚れているのかしら?
寂しいの?
遊びたいの?
赤ちゃんは泣くことでした意志を伝えられない。
ただ、泣くだけ。
だからお母さんは、あれかな?これかな?って心配する。
心配して、あれこれ世話を焼いてみる。
おむつを替えてみたり。
ミルクをあげてみたり。
抱っこしてとんとんしてみたり。
それでも泣き止まなくて途方にくれたり。
だから、おかあさんは。
きみが大人になってからも、心配ばっかりするんだ。
大人になったきみは、いつの間にか親になにも言わなくなってしまうから。
赤ちゃんのときは泣くだけで、大人になったら自分だけの世界を持って。
きみがどうしたいのか、なにを思っているのか。
わからないから、おかあさんはひたすら心配する。
むかし、きみが赤ちゃんだったときに、そうしていたように。
ご飯ちゃんと食べてるの?
あなたは風邪を引きやすいんだから気をつけなさい。
そんなに気を使わなくても、大丈夫よ、誰でもそんなものなんだから。
自分のことを一番に考えなさい。
そうやって、おかあさんは作られていくんだね。
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