2010年2月11日木曜日

形にする、ということ。



もうすぐバレンタイン。

バレンタインデーはとても好きです。
好きな人に好きですって伝える日だからっていうのももちろんあるんですけど(笑)
私にとっては、バレンタインって、「ありがとう」の日っていうのが一番近くて。
なにせバレンタイン、ほとんどしたことないです、大学一年生まで恋したことがなかったので(笑)
父親にもあげてませんでしたね、バレンタインはむしろ、貰っていました(笑)
私は若い頃からつとに聞こえたチョコ好きなので、友達が手作りチョコの失敗作をプレゼントしてくれたり。
本命チョコのついでに、私にもチョコをプレゼントしてくれたり(笑)
あげる男の子はいないんだけどバレンタイン気分を味わいたくてプレゼントしてくれたり(笑)
わりと女子にはモテていました、男子にモテないぶん(笑)
テケポンが男の子だったら結婚したかったな~って、よく言われてましたね、学生時代は恋に恋したい年頃なんでしょうねぇ。

おっと。
話がそれました。
そんなこんなで私にとってはバレンタインは、好きな人への告白の日というよりはむしろ、社会人になってから義理チョコ配る日という印象のほうが強かったです、はい。
それでね。
義理チョコを渡すようになってから、、、なんというか。
こう、喜んでもらえるのが嬉しくなっちゃって。
たかがチョコ、されどチョコというか。
ただのチョコレートなんですけれど、普段怖い顔をしたおじ様方が、チョコを渡すとちょっと嬉しそうな顔をする。

それから衝撃的だったのが、父上。
幼少のみぎりは厳格この上ない父上で、正直、嫌いでした。
叱られるときにしか口をきいたことがないんじゃないかというくらいに、なるべく父上と接触しないように、しないように家の中でも隠れていました。
そもそも、中学二年生だか三年生だかになるまで、父上とは一緒に暮らしていませんでしたので。(ん?そう考えると、私は大学で実家を離れたので、父上と暮らしたのは・・・中学校の一年間か二年間と、高校生の三年間、あとは就職で実家に戻ってからの四年間くらいだったんですねぇ、今気がついた!)
月に一度か二度、単身赴任先から訪れる父上は、私にとっては異邦人でしたね。
なので、父上がバレンタインにチョコ貰ってるのかどうかも知りませんでした。
なので、父上にチョコをあげたこともありませんでした。
なので、びっくりしました。
一緒に暮らすようになって、あるバレンタインの日、父上が会社の人に貰ったというチョコレートを無造作にくれました。
そのときのちょっと誇らしげな様子。
今でも、バレンタインのチョコを会社の人に渡すときには、あのときの父の顔が浮びます。
普段交流のない娘に、「お父さんも会社ではちょっとしたもんなんだぞ」ってアピール出来る絶好のチャンス。
だから私は、バレンタインのチョコはとても気合が入ります。
もちろん限度額があるのでそこそこのプレゼントしか出来ませんが(笑)
それでも出来る限り、「お家に持って帰って家族に自慢できるチョコ」を一人ひとりに渡したいなぁと思って、いつもバレンタインは楽しみにしています。

今年のバレンタインは。
父に、手作りのチョコケーキを贈ろうと思います。
父に贈るんだったら、義理の弟にも贈りたいなとか。
いろいろ思ったら、今日は休日出勤だったにも関わらず、帰ってから3本と半分のチョコレートケーキを焼いてしまいました!(笑)
腱鞘炎になりそうです(笑)

家中が甘いチョコの匂いでいっぱいです。
早く贈りたいな。
お父さん。
喜んでくれるかな。

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