小噺集なんで、すいすい読めてしまいます。
古典落語、きちんと読んだことがなかったのですが、いや、面白かった(笑)
ウィットに富んでますね。
あと、言葉の聞きまつがい系と勘違い系で話が発展していくのが基本形なんですねえ。
いや、こういった言葉遊び、現代だと「オヤジギャグ」の一言で一蹴されてしまうのかもしれませんが、面白いです。
私は好きです、こういうの。
風雅にやろうとすると、俳句だの和歌だのになるんでしょうね。
で、基本のキの字なので、有名なお話も入っています。
時そば、目黒のさんま、寿限無、がまの油。
筋を知らなくても、どこかで聞いたことのある表題ですよね。
私も今回初めてきちんと筋立てを知りました(笑)
私的にヒットは「目黒のさんま」かな。
世間知らずのお殿様の最後の一言がたまりません。
これぞまさにオチゴ?(笑)
いろんなお話が入っているのですが、なかなかに感動するものもあります。
私が好きだったのは、「芝浜」「子別れ」
いずれも、腕は立つんだけれども酒が好きで働かない亭主が最後には改心して・・・というめでたしめでたしのお話です。
これを名人と呼ばれる落語家達が表現するとどうなるのか・・・
ちょっと気になるところですねえ。
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