2009年12月20日日曜日

下町散歩。






今日も、とても寒いけれど、とてもよいお天気でした!
休日にお天気がいいと、心ウキウキ弾みますね~♪

本日は日本橋、水天宮近辺をお散歩して参りました。
仕事で月に一度行くんだけれど・・・実は水天宮がどこにあるかも知りませんでした(^^;
思ったよりずいっぶん小さい神社でびっくりしました(@@)
しかも新しい・・・?
いろいろとイメージとは違いましたが、参拝者の方も多く、また地元でもきっと愛されているに違いない。
なんだかそんな雰囲気があります、はい!

そんなこんなで水天宮の賑わいです。
境内の犬ちゃんがマフラー巻いているのがなんとも可愛らしかった♪
境内でドライフルーツ・・・と言えば聞こえがよい(笑)
干し芋、干し柿、干し苺(これはちょっと私的には珍しかった♪)なんてものを販売してありました。
子どものころ、田舎のおばあちゃんや実家のおばあちゃんが干し柿を作っていました。
田舎に行けば軒先に、自宅では廊下の窓に沿って柿が並んでいました。
子ども心にはチョコレートやポテトチップスのほうが美味に思えて、おばあちゃんが作るお菓子、干し柿はもちろん、はっさくや夏みかんの砂糖漬けはあんまり好きじゃなかった。
おばあちゃんが好んで食べていたういろうやかんころもち、口砂香(こちらでは落雁って言うみたいですね)は、甘みが物足りなくて、なんだか、あんまり美味しく感じられませんでした。
でもおばあちゃんはとっても美味しそうに食べていて、それがまた不思議だった。
で、ちょこっと頂戴って貰って食べるんだけど、「もういい」って。
何度食べても、おばあちゃんが眼を細めて喜ぶような美味しさには感じられませんでした(笑)
でも最近、妙に、おばあちゃんが好きだったお菓子が懐かしく・・・この干し柿も、試食用を貰って食べたらめっちゃ美味!
苺は言わずもがな。
思わず「本当に砂糖使ってないんですか!?」って聞いちゃったくらい糖分がたっぷり♪
ドライフルーツは乾燥させてるので糖度があがって当然なんだけど、こんなに甘くなるものなんですね~、驚きでした。
干し柿は思い出が懐かしくて、苺は、これは母が送ってくれたプルーンと一緒にパウンドケーキに入れて焼いてみようと思って、購入!
袋から溢れるくらいにオマケしてもらいました(^^)
帰りにもう一度水天宮の境内に寄ったら、お兄さんの苺と柿完売してたよ~、よかったね。

それから人形町に向かって参道っていうのかな??つらつらお散歩しました。
途中に老舗も老舗じゃないお店も、和菓子やさんがたくさあります、どれも美味しそう~o(^^)o
気になったのは壽屋さんの練り切りの和菓子!!
なんとも言えず絶妙の美しい色合いに可愛らしい季節を表現したデザイン、和菓子は芸術だな~
お店のウィンドウに佇むこと十分。
かなり葛藤しましたが、先ほどドライフルーツを山盛り買ったことを思い出し、諦めました。
かなり頑張った、私!(笑)

そのまま進むと、甘酒横丁。
名前の通り・・・かどうか、分かりませんが、入り口の「双葉」では甘酒を店頭販売!
寒いからあったまるだろうな~・・・と、思いつつ、ここはがまんがまん。
お目当ての「柳屋」さん、列をなすほど美味しい鯛焼きだと伺っていましたが、残念ながらお休み。
今回せっかく日本橋に行くからと、あれこれグルメ本や池波正太郎の本をひっくり返して老舗店をチェックしたのですが、どこも日曜日はお休み(笑)
正しい休日の在り方ですね!よいと思います、うん。
そんな中で、絶対に買って帰りたいと思っていた「志乃多寿司」のお稲荷さんっ!
池波正太郎のエッセイにもよく出てきますね~。
なんでしょう、イメージは「会社の会合で酔っぱらったお父さんが”今帰ったぞ~”とふらふらになりながらぶら下げている折り詰めのお寿司」です。
で、こちらは無事にゲットできました~。
ていうか・・・お店が超新しくて、1階が店舗、その上はマンションだったことにまず驚きました~(^^;
そうか~、お味は明治を残しているけれど店の佇まいがそうとは限らないよね。
危うく通りすぎるところ、留まりました(^^)
本音を言えば、池波正太郎が通っていた頃の風情というのをかなり期待していたのですが・・・食べ物やさんは、要は味で勝負!ですよねo(^^)o
というわけで、おみやにして持ち帰り、夕餉に戴きました。
思ったより稲荷の味が濃いですね、そして思ったより甘め。
お昼にお蕎麦を戴いたときも、江戸前のお蕎麦のお出汁は濃く甘いなと感じたのですが、お稲荷さんもやっぱりそうなのかな?
これが「昔ながらの」お稲荷さんなんだな~と感激しながら戴きました。
とても美味でしたっ♪

ところで最近このブログは、食べ物ブログと化してきた感があります(笑)
ま、いいか(笑)

十ヶ月ぶりの再会



日付が変わってしまったけれど、今日は十ヶ月ぶりの友人との再会!
十ヶ月も離れていたなんて思えないくらい、いつもとおなじな私達。
イタリアンレストランで、開店の五時から閉店までずっと、親友だから出来る話、聞いて欲しい話、分かち合いたい思いや、たわいもない四方山話を交わしていた、ずっと笑っていた。
時が経つのを忘れてしまうくらい、あっという間に時間が過ぎてしまう。

時よ往くな・・・そんな思いで過ごせる時間を持てることは、とても幸福なことだと思った。
そんな友人達と出会えたことは、神さまからのご褒美だと思った。

毎月三千円ずつ、旅行積み立てをしよう、という話になった。
二十年後、貯まったお金で、三人でイタリアを旅行しよう!
なにを食べてもどのお店に入っても美味しいというナポリ。
それから、せっかく行くのだからフィレンツェやベネチアも行きたい、そうそう、島もいいね、シチリア島!
コルシカ島はマフィアが居そうでちょっと怖いね(笑)
夢はパンパンに膨らんでいく。

出会ってから十年になる。
あっという間の十年だった。
きっと二十年も、あっという間に過ぎていく。
そして二十年後もきっと、おなじように笑い合っていられる。
出会った頃の私達と今の私達、話している内容も置かれている境遇もそれぞれ全然違うものになったね。
だけどあの頃とおなじなのは、笑顔で止まらないGirlsTalkがいつまでもいつまでも続くこと。
う~ん、今はWomensTalkになるのかな?(笑)
一緒に年齢を重ねていくのが、とても楽しみだね。

さてさて、本日はとても美味しいイタリアンを頂きました!
高田馬場「文流」、これって文化交流の略だそうです。
お料理の写真ってとっても難しいですね。
お店の明るさもあるし、なんだか上手に撮れない・・・(;;)
それでも、これだけは載せておこう!
8年熟成のパルミジャンチーズと、300日熟成のゴルゴンゾーラピカンテ!
なにしろ、このゴルゴンゾーラ(茶色)が素晴らしきお味。
今までに味わったことのない風味で、まさに初・体・験!!
特筆すべきは、まるで香水のトップ、ミドル、ラストノートのように、味が三段階に変化していくこと。
最初、口に入れた瞬間はふわりと蕩けるような感触。
それからじわじわとゴルゴンゾーラ特有の青カビの香りと味が来て、それがだんだんと濃くなり・・・最後はぴりぴりと喉に沁みるような刺激が残る。
喉越しはかなり強烈、渋めの重い赤ワインには最適のように思える。
それに較べるとパルミジャンチーズはドライな固めの感触だが、味には甘みがあって、「どこかで食べたことのある馴れた安心感」がある。
どちらもそれぞれの味わいがあって美味しい。
本日は残念ながら私はワインではなくミネラルウォーターで賞味しましたが(おかげさまでよりダイレクトに刺激的な味を堪能させて戴きました(笑))、今度はしっぶい赤ワインと一緒に戴いてみたいです♪

それからやっぱり外せないのはドルチェ!
たしかこれは・・・ズコット?という名前だったような?ちょっと失念、残念。
木の実が入っていてクリームが甘くてふわふわ、フランボワーズ系のソースの酸味との相性がばっちり!
あ~、天国です!!
ちなみに友人が戴いたセミフレッドのエスプレッソ風味と言うのもこれまた美味しそう~!
これはズコットを冷蔵庫で冷やして、アイスクリーム風?ムース風?にしたものらしいです。

ちなみに、お店にはパネトーネという北イタリアの伝統的なクリスマスのお菓子(パン?)も売ってありました。(これはお店の自家製ではなく、既製品?というのかな、パッケージされた輸入物らしいです)
めっちゃ惹かれました。
が、さらに魅惑的なことに、クリスマスの24日、25日には、お店で自家製のパネトーネがクリスマスディナーのデザートとして振舞われるらしいです。
来年のクリスマスはこのお店でパネトーネに舌鼓をうちたいな~なんて、一年後のこと、気が早すぎますね(笑)
今日も大変幸福な一日でした♪

2009年12月16日水曜日

父からの手紙

ポストに、父からの手紙が入っていた。
差出人を見なくとも分かる、封書の宛名書きはひどく特徴のある金釘文字だ。
お世辞にも上手いとは言いがたい、むしろ小学生時代から進化していないのではないかと思われるような文字だ。
その文字を見た瞬間、涙が溢れた。

部屋に入り、取るものもとりあえず封を開け、父の文字が目の中に飛び込んできた瞬間、嗚咽を上げ、子どものように泣きじゃくっていた。

こんなに泣いたのはいつぶりだろうか。
もう、覚えてもいないくらい遠い昔のことのように思える。

頑固で意地の強い娘だ。
可愛気など全然ない。
一人で大きくなったような顔をし、なんでも勝手に決めてしまう。
家を出たときもそう。
「行くから」と、事後報告をしただけだった。

だけど。
父にとって、母にとって。
私は神経質で線の細い子どもだった。
こんなに大きくなったのに。
こんなにたくましく生きているのに。
こんなに強くなったのに。
父と母にとって私はあの頃の私のまま。

そして。
やっぱり、私はあの頃となにも変わっていなかった。
父のたった一通の手紙で私は、あっという間に子どもに還ってしまった。

父から手紙を貰ったのは、これが初めてだ。
お父さん、お母さん、私は幸福な娘です。

2009年12月8日火曜日

浅草の洋食屋さん



私にとって、洋食と言えば、ハンバーグステーキ。
母上が作ってくれるハンバーグにはケチャップなのだが、レストランで食べるハンバーグステーキはデミグラスソース。
ソースの分だけよそいきの雰囲気があって、幼少のみぎりは、レストランに行けば必ずと言っていいほどハンバーグステーキだった。
私の記憶にある洋食屋さんはMEIJIYA、それから、10階立てビルの最上階、くるくる回る展望レストランチサン。
もうどちらも無くなってしまったけれど。
ことに子どもの頃は展望レストランに連れて行ってもらえるとなるとソワソワうきうきしたものだ。
展望レストランでは必ず運試しをした。
なにかというと、着くなり、窓際に楊枝が入っていた袋を丸めて置く。
店員さんに見つからず、無事に一周してまた私の手元に戻ってくれば私の勝ち。
残念ながら途中で見つかって片付けられたら負け。
だけど、回るレストランはどこからがスタートなのかが分からず、目印がなくなってしまうと何周したか分からず、ぐるぐる回る窓の桟をずっと見つめていた。
それは、大人から見たら単なる悪戯だけれど、子どもの私にとってはめったに巡ってこない真剣勝負の一瞬だった。
見つかれば母に叱られる。
見つからなくても店員さんが済ました顔で大人にとってはゴミ以外のなにものでもないそれを片付けてしまう。
スリリングなひと時だった。

さて。
そういった田舎の洋食屋さんはしかし、今思うに、ファミリーレストランをちょっと見栄えよくしたものに過ぎなかった。
池波正太郎のエッセイはもちろん、明治の文人達の食を書いた「文人悪食」という本を読むと、西洋文明が日本に流れ込み、西洋が憧れであり目標であった頃の由緒正しき(?)洋食店が名前を連ねている。

一度、この、由緒正しき正統派洋食(そんなものがあるのか)が食べてみたい。
そう思いつつ、上京以来この方、一度もお眼にかかったことがなかった。
洋食よりもイタリアンだ、フレンチだと、かぶれてうつつを抜かしていたからだ。

さて、浅草。
浅草に行くからには、今度こそ・・・!
しかし私はそば好きでもあって、浅草に行くとあちこちに美味しそうな蕎麦屋がのれんを出しており、つい蕎麦屋にふらふらと入っていってしまう。
今度もかなり並木藪そばに惹かれたが・・・しかし、初志貫徹。

最後まで迷ったのは、永井荷風が足しげく通った「アリゾナキッチン」にするか、それともガイドブックを見て一目で気に入った「フジキッチン」にするか。
ちなみにこういった場合の私の食に対する勘というものは非常に優れていて、第一印象で「美味しそう!食べたい!」と思ったお店で「はずれだ・・・」と思ったことはない。
よって、非常にフジキッチンに惹かれる。
しかし、永井荷風だ。永井荷風が通った店、一度は行ってみたいじゃないか。
しかもアリゾナキッチンは、2001年くらいに一度、閉店したことがある。
もしかしたら・・・・・・いやいや、これ以上は言うまい。
悩みに悩んで・・・・・・これから先、また洋食を食べにくることがあるかないか、分からない。
だったら後悔したくない!自分の自慢の勘に頼ってみようじゃないか!

というわけで、フジキッチン、行ってきました!・・・と言っても行ったのは日曜日だったのですが(笑)。
すごく狭い。
狭いったら狭い。
狭いスペースをこれまた無駄なく十分に活用しているため、満席時(といってもいつも満席、外には行列、なんだが)はみなが非常に窮屈な思いをしながら食事をすることになる。

ところで、私が頼みたいメニューは席に着く前から決まっている。
ビーフシチューだ!!
・・・・・・え?ハンバーグステーキじゃないのかって?
そう。そうなのです。ハンバーグステーキではないのです。
そもそも私は普段からあまりビーフシチューを食べない。
しかし。
憧れの洋食は「ビーフシチュー」なのである。
ハンバーグステーキは好みなのだが、好んで食べているだけに、なんとなく普段着感覚になってしまっており、いつでも食べられるし・・・的な食べ物にカテゴリー換えされてしまった。
また、いろんな洋食屋さんの記事を見たが、大抵のお店の自慢の一品は「一週間煮込んでとろとろに蕩ける牛肉とデミグラスソースのビーフシチュー!」なのだ。
お値段も、ビーフシチューとそのほかの洋食メニューでは二倍近く違う。

というわけで憧れの洋食、フジキッチンのビーフシチューを食べて参りました。
説明は不要、めっちゃ美味しい!!こんなビーフシチュー初めて食べた~!!(そもそもビーフシチュー自体以下同文・・・・・・)
なによりも、料理人の方が、亡くなった祖父を彷彿とさせる上品な白髪の寡黙で華奢なおじい様でした。
戦後開店したというので、六十年余り。
おじいさんが黙々と煮込んできたシチューは、絶品。
やはり私の勘に狂いはない!(笑)

また食べに行きたい。
今度は車海老のエビフライを食べるんだ!!
それまで元気でいてくださいね、おじいちゃん。

2009年12月7日月曜日

美味しそうな空。


マンハッタンの朝。
近いけど違う(笑)
我らが隅田川の朝、その眺めはビッグアップルにもひけをとらず。

遠方より友来る。
10ヶ月前にスペインへ旅立った友が、年末年始の一時帰国。
お帰りなさい、待っていたよ。

2009年12月6日日曜日

賑わい。








12月に入ると、なんだかどこもかしこも「年の瀬」という雰囲気に満ち溢れているような気がします。
若い頃には(笑)クリスマスイルミネーションのほうが気になって、あちこち見に行きたがったものですが、最近はどちらかといえば、クリスマスよりも年末の忙しなさ、賑わいのほうが温かみがあって好きです。

というわけで、本日は久しぶりに浅草方面へお散歩に出かけました。
浅草、何年振りでしょう。
以前、両親が上京してきたときに、浅草へ観光に出かけ、演芸ホールなるものに行ってみました。
ゆっくり浅草を歩くのはそのとき以来のような気がしますが、、、

いいですね、浅草。
いつ行っても、賑わっている気がします。
老若男女、日本人外国人問わず。

浅草は古いお店がたくさん残っている街ですね。
そして古いお店を切り盛りされているのは昔は若かった、そしてお店と共に年齢を重ねてこられた方々。
お年寄りが元気に働いている街だなと、改めて思いました。

浅草に来ても、回る場所はいつもおなじ。
仲見世から浅草寺へ抜け、浅草寺から伝法院通りをぷらぷら。

私が好きなのは、古びたお店です。
有名な老舗店もあれば、全然有名じゃなくただ古びた、ショーケースの中のミニチュアのやきそばやラーメンが日にすすけて色あせているようなお店もある。
どのお店も、一様に、時を経たものだけが持ちうる色合いのようなものがある。

すべてが一瞬で様変わりしてしまう世の中だから。
まるで時代に置き去りにされてしまったかのように、しかし、そんなの関係ないわよ、私達は私達よと、確かな存在感とアイデンティティを持って存在しているこの街が、なんだか好きです。

浅草の年末年始ムードに感化され、2010年のスケジュール帳を購入しました。
といってもあともう一ヶ月もしないうちに2010年がやってくるのだから、そんなに早くもないですよね。
キャラクター好きのわたくし、2009年はくまのプーさん、今年は魔女の宅急便のスケジュール帳です(笑)
今年もすごくステキなことがたくさんの一年でした。
来年はこの手帳にどんな毎日が刻まれていくのかな。
・・・・・って、実は私、スケジュール帳にスケジュールを書かない人間なので、毎年とりあえずは買ってみるものの、およそ三日坊主に終わります。
最近のスケジュール帳は前年の12月分、つまり、2009年の12月分から使えるようになっているので・・・・・・そう、ここ数年、三日坊主の私は、新年になっても新しい手帳を開くことがないのでした☆
今年こそは自分の一年を振り返れるように、きちんとスケジュール管理したいものです(笑)

2009年12月5日土曜日

晩秋


気がつけばカレンダーも12月に変わっていた。
知らぬ間に、2009年も残すところあと一ヶ月を切っていた。

年々、過ぎてしまえば、あっという間の一年だったように感じる。
これは年若い人にはなかなか分かりづらい感覚だろう。
生きている年数に占める一年の割合が、私と若い人とでは断然に違う。
私にとって一年があっという間に、慌しく感じられてしまうのは、それだけ長く生きたということの証のように思える。

歳を取ると、若い頃には気にも留めなかったようなことが、ふと目に留まることに気がつく。
紅葉の色合い、若い頃はただ「綺麗だ」と思うだけだった。
しかし今の私は、この微妙な色の重なり、一枚の葉にのった赤み、黄み、青み、その絶妙な色合いに、刹那を感じ、なんとも言えず生命の味わいのようなものを感じる。
真っ赤に染まった紅葉よりも、まだ染まりきる前の赤みがかった黄色い色味の紅葉。
私が今一番好きなのは、そういった色合いだ。
強烈過ぎず、主張し過ぎず、柔らかく暖かで、運命を静かに受け入れている。
その静かな佇まいに、心が凪ぐ。