2010年5月19日水曜日

雨の散歩道





雨の日にボート!?勇気ある~
って、やっぱり雨宿りするよね(笑)


突撃~!って、刺さってますが(笑)
非常事態宣言(笑)



我思う、故に我あり


あんまり美味しくなかったりんご(笑)
捨てるのに忍びなく、モノは試しと、適当にジャムを作ってみた。
そしたら、わりと美味しく生まれ変わった。捨てなくてよかった。
明日の朝ごはんが楽しみです(笑)



雨は、嫌いじゃない。
用事がないときだったら、雨のなかを歩くのも悪くない。

雨の日は、いつもよりも、すこし静かで。
物思いに耽りながら、黙々と歩いた。

通り過ぎる人達もどこか早足で。
通り過ぎるときにほんのすこしだけ傘を斜交いに傾ける心遣いにほんのり温かい気持ちを貰う。

2010年5月17日月曜日

針仕事













古くなったタオルを捨てようと思って、思い直した。
仕舞いこんであってめったにお目にかからない裁縫道具を出してきて、雑巾を縫った。

日常生活で針を持つことはほとんどない。
せいぜいが取れたボタンをつけるときくらい。
破れてしまったり古くなったりすれば、いや、そうでなくても飽きてしまえばすぐに捨ててしまう。

針を持つと祖母を思い出す。
古くなったタオルを雑巾に変えてくれたのは祖母だった。
小さくなったセーターをほどき、違う色の毛糸で模様を編みこみ、一回り大きなセーターを編んでくれたのも祖母だった。
古くなった着物をといて、巾着袋を作ってくれたのも祖母だった。
私が中途半端に放り出していた家庭科の課題用の布、いらないなら頂戴と持っていってはちょこちょことお針仕事をする。
私が放置していた作りかけの割烹着も結局祖母が縫い上げて自分で着ていた。

祖母の手は、いつも、いろんなものを創り出す手だった。

針仕事だろうと編み物だろうと、祖母にはマニュアルは必要なかった。
ぱっぱっぱと手が動き、思ったとおりのモノが出来上がる。
それは幼い頃からお裁縫を躾けられた人の手だ。

昔の人はたしなみとして、常識として、花嫁修業として、お料理やお裁縫をごく当たり前に教育されていた。
便利さが不便さを置いてけぼりにする。
大切なものまで、置いてけぼりになっていないだろうか。
ふと、不安になる。

2010年5月16日日曜日

緑が喜ぶ季節

深大寺までの参道、とても賑やか!


NHK効果・・・?(笑)



お、美味しそう・・・?なのかな(笑)

本当に干すんだね、甲羅・・・


そばぱん!お蕎麦を戴けなかったのでせめて(笑)
蒸しパンみたい、もちもちで美味しい~、粒あんが甘くて♪



深大寺、境内






正しく鐘を突く、音が染み入る、作法が大切


神代植物公園、雑木林、涼しげな木立、背が高い木々、心地よい空間


寝転がって空を見上げる、隙間の空


ヴェルサイユ風庭園?(笑)














本日も夕暮れ、お日様今日もありがとう


緑がとても鮮やかで美しい。
私はこの時期の緑は、四季を通じて一番美しい色をしていると思います♪
光を透かしてきらめく明るい緑は、知らず心を弾ませてくれます。
心なしか道行く人々の表情も明るく、くつろいで見える。
目に見えないマイナスイオンよりも、この緑の美しい色合いと光の柔らかい差込みが、誰しもの心を和ませるのではないでしょうか。

というわけで、調布市は深大寺&神代植物公園に行ってまいりました!

深大寺は、浅草寺に次ぐ古刹ということですが、実際に行ってみると、敷地内は寄贈があったりしてさほど古めかしさは感じません。
ただ、とてもたくさんの方がお参りにみえていました。
参道はともかく「蕎麦、蕎麦、蕎麦」!
蕎麦、オンパレード!(笑)
いや~、手打ちの細くてコシのある深大寺そば、食いしん坊のわたくしとしましてはゼ・ヒ食したかったですが、本日のメインイベントは神代植物公園へのピクニック♪
ピクニックといえば、おにぎり!
というわけで、本日はお弁当持参~
深大寺そばは、どのお店も長打の列が出来ているのを横目に、今回は諦めました。

そして、憧れの神代植物公園!
薔薇が開くのが5月中旬以降ということだったので、ゴールデンウィークも我慢してました!
で、昨日から薔薇フェスタが始まりましたので(笑)
ようやく意気揚々、ワクワクしながら参りました♪

まずは雑木林。
ああ、涼しい・・・ていうか、ちょっと寒い・・・(笑)
それにしても、この緑の清々しいこと!!
駐車場から神代公園までおよそ700m程度だそうですが、そこも茂りに茂った木蔭の道でとても気持ちがよかったのですが、この神代公園の雑木林の心地のいいこと。
あれだけの人でしたが、敷地が広い為それほどの混雑に見えず。

あ~、緑の空気を満喫!!
生きててよかった!!

本当に、キラキラと輝く、木立を吹き渡る風を思い切り胸に吸い込むと、身体の中が浄化されていく気がします。

うめ園とかつばき園とか、季節に応じてあるわけですけれど、当然本日のみなさまのお目当ては「バラ園」。
バラ園っていうと、やっぱりアレですね、ほら。
フランスはベルサイユ宮殿風(笑)
お庭の噴水もそんな感じに設えてあります(笑)
いや、いんです。
バラ園ってそんなイメージがありますよね、たとえちょっとくらい時代遅れ感があったとしても!!
由緒正しき日本の薔薇園ということで◎◎◎

というわけで、見渡す限り、咲き誇る薔薇薔薇薔薇薔薇!!
薔薇、大好きです。
梅、百合、紫陽花、金木犀、芍薬、牡丹、水連・・・
いろんなお花が好きですが・・・う~ん、どれかひとつだけって言われるとやっぱり「薔薇」かなぁ・・・迷うけれど。

風が吹くと、そこはかとなく漂う薔薇の香り。
姿も形も色も、本当に美しい花です。
昔は深紅の薔薇が一番好きだったのですが、最近は淡い色合いの薔薇が好きです。
え?歳を取った証拠でしょうか?(笑)
狭いベランダですが、薔薇、育ててみたいのですが、、、
薔薇は病気になりやすいので、大雑把な私には無理かなぁと今回も手が出ず、とほほ。

いつか薔薇のお庭があるおうちに住みたいです、夢のまた夢(笑)

そういえば。
母上も薔薇が好きでした。
それも深紅の薔薇。
よく貰っていました、お仕事柄もあるのでしょう、人に何がいいかと聞かれると「真っ赤な燃えるような紅い大輪の薔薇がいい」と答えていました。
で、あるとき私も聞きました。
「お母さんが一番好きな花ってなに?」
もちろん、私の想定は「深紅の薔薇」
しかし母上の答えは「紫陽花」
正直、派手好みの母がまさか紫陽花を好きだとは思いもよらず、とても驚きました。
だって、子どもの私には、紫陽花ってなんだかすごく野暮ったい花に見えていたから。
人って、見かけだけでは分からない。
心の奥の奥の本当の姿は、人の目には見えない。
いつも賑やかさ華やかさの中心にいた母上の中に、可憐で可愛らしい女性を見た気がしました。

そんなわけで。
紫陽花はそれから私にとってとても特別な花になりました。

2010年5月11日火曜日

「激流」大佛次郎

若き日の渋沢栄一を書いた作品です。
時は幕末、尊皇攘夷の気運が高まっていた頃から幕府が瓦解するまでの時期の渋沢栄一氏が主人公です。
今、NHKで龍馬伝やってる、まさにあの時代です。

渋沢栄一は、名主を勤める旧家の出とはいえ百姓の身分から、尊皇攘夷の志を持って、一橋慶喜の用人・平岡円四郎つまり幕府方の人物に出会い、出自、倒幕の思想に関係なく取り立てられ、その後、慶喜の命を受けてフランスへ留学する。
留学した外国で「資本主義」に目覚める。
ところが、留学中に大政奉還が成り、また一介の浪人に戻る、、、
この続きの、明治政府の中で渋沢栄一が「日本資本主義の父」と呼ばれるまでに成っていく様も読んでみたかったのですが、この物語はここで終了。

幕末、という時期が非常に好きです。
狂乱の時代といえばそうでしょう。
だがしかし、いろんな若者が国を憂え、国を愛し、身を捨てて立ち上がっていった・・・情熱の迸るような時代であったのだなと、思います。

坂本龍馬、渋沢栄一。
同時代には彼らと同じような志を持ち、立ち上がった若者が何千、何百人といたはずです。
そのなかから運命を分けたのは、当人の素質もありますが、「人との出会い」によるところが大きいんだなぁと、彼らの物語を読んでつくづく感じました。
坂本龍馬にとっては勝海舟。
渋沢栄一にとっては平岡円四郎。
いずれも尊皇攘夷を唱える身分の低い若者だったにも関わらず、幕府方の人間に取り立てられ、可愛がられる。
そこから、彼らの運命が開けていくのです。
運命の中で奔走した彼らも偉かったですが、彼らを見出した勝や平岡もまた偉かった。

人生において「師」或いは「恩人」と呼べる人を持ち得るか否か。
なかなかに難しいことかもしれませんが、そういう出逢いを得た人は幸運です。

2010年5月10日月曜日

「古典落語」読了

小噺集なんで、すいすい読めてしまいます。

古典落語、きちんと読んだことがなかったのですが、いや、面白かった(笑)
ウィットに富んでますね。
あと、言葉の聞きまつがい系と勘違い系で話が発展していくのが基本形なんですねえ。
いや、こういった言葉遊び、現代だと「オヤジギャグ」の一言で一蹴されてしまうのかもしれませんが、面白いです。
私は好きです、こういうの。
風雅にやろうとすると、俳句だの和歌だのになるんでしょうね。

で、基本のキの字なので、有名なお話も入っています。
時そば、目黒のさんま、寿限無、がまの油。
筋を知らなくても、どこかで聞いたことのある表題ですよね。
私も今回初めてきちんと筋立てを知りました(笑)
私的にヒットは「目黒のさんま」かな。
世間知らずのお殿様の最後の一言がたまりません。
これぞまさにオチゴ?(笑)

いろんなお話が入っているのですが、なかなかに感動するものもあります。
私が好きだったのは、「芝浜」「子別れ」
いずれも、腕は立つんだけれども酒が好きで働かない亭主が最後には改心して・・・というめでたしめでたしのお話です。

これを名人と呼ばれる落語家達が表現するとどうなるのか・・・
ちょっと気になるところですねえ。

2010年5月8日土曜日

神田を歩く。

藪系のお蕎麦、麺が細くてコシがあって、美味です♪


不思議なんですよ、まるでオフィスビルの1階、味も素っ気もないビジネスフロアみたいな感じなんです。
最初はケーキ屋さんだって気がつかなかったくらい



店内、天井が高くて気持ちいい!


説明不要?苺サンドショート♪


ここ、気に入りました!


フランス料理のすべて、みたいな本。驚きの価格


知ってます?これがモモちゃんシリーズです♪


本が好きなのですが。
古本はあんまり好きじゃない。
それから、専門書はあまり必要じゃない、一般の文芸とかエッセイで十分な人。
なので、本好きとはいえあまり神田の古書店街には行った事がなかった。

お天気がよくて、散歩に出かけたくなる。
どの町にいってみようか・・・
お散歩本を開いて、よし、今日は神田へ出かけてみよう。

お目当てのひとつは、神田の藪そば。
このところいたく傾倒している池波正太郎の食エッセイ。
池波正太郎の愛着のひとつに、この「蕎麦」がある。
で、西日本はどちらかというと「うどん食い」なんですね。(と、私は勝手におもっている)
うどん屋さんはたくさんある、蕎麦屋さんはあまり見ない。
東日本にきたら、蕎麦屋さんばっかりうどん屋さんはあまり見ない。
讃岐うどんブームで最近うどん屋さんも見るようになったけれど、上京した当初は、蕎麦屋さんで「うどんも出来ます」って感じだったので、西日本と逆だな~と思っていました。
そしてよく言われる出汁の違い。
醤油ベースで甘いんだか辛いんだかよく分からないでも濃い出汁が苦手で、外食で蕎麦やうどんを戴くことが少なくなっていた。

で。
神田藪そば。
この「藪系」と言われるお蕎麦が、昔懐かしい江戸風味の辛いおつゆで戴くお蕎麦だそうで。
(ちょっと”家系ラーメン”みたいでイヤな呼び方ですが、ガイドブックにもそう書いてあったので(笑))
ゴールデンウィークには上野の藪蕎麦にチャレンジ、うん、悪くない。
醤油辛くて、うーん、ほとんど生醤油!?と思いましたが、これはこれでそういうものだと思えば江戸の妙味がする。
有名な伊勢うどんや讃岐のぶっかけも生醤油かけまわしというのありますしね。
麺が非常に細く、コシもある。
うん、なかなかいいんじゃない?
というわけで、上野藪蕎麦ではお持ち帰りの麺つゆも購入しました♪

よって、この本家とか言われる神田藪蕎麦にも大変期待をしてチャレンジしたのですが。
うーん・・・なにしろ人気店!(上野もそうだったけれど)
テーブルとテーブルの間は狭いし、食べたらさっさと出ようねという雰囲気がまたむんむんと・・・
そうね、そもそも蕎麦はファーストフードなので、確かに、さっと食べてさっと席を立つのが正しい在り方かもしれませんね。
けど、池波正太郎のエッセイで、店の入れ込みでとか座敷で鴨南蛮で日本酒一合、仕上げに盛り一枚で・・・なんて読んでたものだから、なんだか優雅な食事風景を勝手にイメージしてたんですよね。
味も、辛いんだけれど、上野のと較べると普通の麺つゆのような感じで、そうですね、上野藪蕎麦のが、醤油辛さに特徴があって好きかなと思いました。
とにかく、一度は行ってみたかったお店なので、それはそれで満足!
もちろん、お蕎麦は美味しいです!!

あと、店内で注文を受けて厨房に伝える係りの方がいらっしゃるのですが、それがひどく印象的!
なんですかね、お正月の百人一首大会とか、天皇家の歌会始で読み上げる方いらっしゃるじゃないですか。
その調子で「盛り一枚~、天抜き一丁~」みたいに注文を朗々と読み上げるんですね。
最初びっくりしましたが、リズムをつけると記憶に刻まれやすく忘れない、のだそうです。
だからああいうふうなのかどうかは知りませんが(笑)

さて。
あっという間に食べちゃいますよ、せいろうそば一枚(笑)
そして、正直、うーん、これでおなか一杯になることはないな~、ちょっと物足りないな~と(笑)
しかも歩き詰めでもうちょっとゆっくり身体を休めたいな~って思ってたところへ・・・
そうそう!この近所には「近江屋洋菓子店」がある!
というわけで、イートインにチャレンジすることに。

こ・れ・が。
よかったんですよ!

先月、お誕生日のショートケーキを買った時には閉店間際でケーキの品揃えが少なかったのですが。
本日はありました!
憧れの苺サンドショート♪
かーなーり、大きいです(笑)
わぁ~、子供の頃だったら歓声を上げてただろうな~。(ていうか、つい「わぁ~!!」って言っちゃいましたが・笑)
うーん、これこれ!
懐かしい生クリームの味♪
苺も時期じゃないので粒は小さいけれど、うん、さすが材料には拘っているというだけあって、この時期の苺にしてはちゃんと甘酸っぱくて、苺だけ食べても美味しい!

そして、なにがいいって、ドリンクバー。
洗う手間を省くためかエコなのか(になるのか??)、食器類はすべて使い捨て、ペーパーのお皿とカップ、プラスチックのフォーク。
なのですが、このドリンクバーに並んだフレッシュジュースは、本当にフレッシュ。
カウンターの中でまさに目の前で!(笑)
グレープフルーツやレモネードががんがんミキサーにかけられています(笑)
それも、普通のミキサーです(笑)
それからなんと、ボルシチも飲み放題。
ボルシチも目の前のカウンターの中でぐつぐつ煮込まれています、しかも寸胴鍋とかじゃなくて、普通にご家庭用の片手鍋(笑)
もちろん珈琲やミルクも飲み放題。
私はレモネードとホットチョコレートを飲みました、美味っ!
そして私にとって良い喫茶店の条件とは「長居できるかどうか」ということ。
これ、一番大事!(笑)
お店にくるお客さん達が思い思いの時間を過ごしていれば◎◎◎。
近江屋洋菓子店は「ぜひ家の近くにあって欲しい!日参したい!」と思うお店でした。

さて、おなかも満たしたことだし、いよいよ古書店街へ!
うわ~本屋さんたくさん!!
軒先にはお買い得積み上げ商品が並び、店の奥にはそれぞれのお店が得意とする専門書が並ぶ。
軒先のラインナップに惹かれたら中に入ってもっとコアな書籍を手にとって見る。
古地図に芸能系に演劇に建築に美術に、、、それぞれのお店が得意分野を持っている。
私はどちらかといえば文芸一般が好きで、専門書には用はないんだな~。
と、ぷらぷら歩いていると!
ありました。
軒先に気になるラインナップ♪

文芸がメインで好きですが、それ以外でも社会学、民俗学、風俗、哲学、この辺りは大いに気になるところです。
で、一般人にも馴染みの深い講談社学術文庫。
これは普通にいまでも書店で手に入るんだけれど、物がモノだけにちょっとマニアックでニーズが一般文芸より少ない分単価が高い、というシリーズ。
新品とほぼ変わらない状態で、数百円の割引。
う~ん、これは買いだっ!
というわけで、こちらのお店では
・孔子
・古典落語
・善の研究
・菊と刀
を購入!
正規のお値段で購入すると4,850円するところがなんと3,100円♪
店内には私が好きそうな分野のちょっとだけマニア版、ハードカバーで5~8千円くらいのお値段の本がずらり。
わ~、欲しかったけれど、ちょっと私には手が出なかった本が安くなってる~♪
もっと専門的な本になると、定価よりバカ高い値段がついてしまって素人にはとても手が出せない、いわゆる稀観本系になってしまうのですが、ここでは、図書館には並んでそうな大学の先生方が書いた研究書系がたくさん揃っていて、お値段も定価よりお安くなっているものが多い♪
この古本屋さんは今後も要チェック!!

それからいろんなお店をちらちら覗きながら、古書店のデパートみたいなビルに到着。
ここでは児童書専門の古書店に入りました。
で、入るなり、ありました、懐かしい児童書。
松谷みよ子さんのモモちゃんシリーズ~!
今でも手に入るんでしょうけれど、私が読んでいたのと同じ装丁の本があるじゃないですか!!
わー懐かしいっ
手にとってみると、さすがに古くはあるけれど、汚れや破れはない様子。
いかにも汚いっていう感じではない。
なによりも子どもの頃繰り返し繰り返し読んでいた本。
しかも・・・なんと420円!!

子どもの頃、近所の教会が土曜日にやっていた「こひつじ文庫」という・・・なんですかねぇ。
教会の一室が図書室になっていて、土曜日の午後だけ解放してくれて、子ども達が集まってめいめいに本を読む。
時々教会の方が絵本を読んでくれたりする読み聞かせの時間もあったりする。
そこが大好きで、保育園から小学校低学年の頃通っていました。
そのうちに学校の図書室や県立図書館に通うようになると当然品揃えが断然上ですから、こひつじ文庫にも行かなくなりましたが、、、
教会、という独特の雰囲気。
普段は入れないのにその日だけは解放されるという特別感。
なにより、たくさんの児童書があって、自分のうちにはないお気に入りの本は何度も何度も読みたいので、小さいころは毎週土曜日をとても楽しみにしていました。
モモちゃんシリーズもこのこひつじ文庫で出会った超お気に入りの本!

で、買いました。
「ちいさいモモちゃん」と「モモちゃんとあかねちゃん」
嬉しいな~、こんな再会があるなんて~♪

そのほか、明治、大正、昭和の文芸書を専門にしているお店とか行ってみたんですけれど、お値段を見て即回れ右!(笑)
手に取るのも憚られるような、一冊三十万円くらいの本ばかり。
うかつに手に取って汚したり破ったりしたら買い取り!?
いわゆる初版本とかカストリ系とか少年少女本とか、そういった系列の気になる書籍ではあったのですが、怖くて触れませんでした(笑)

いや~、面白かったです、神田♪
意外にも、古書店のほかに多かったのが、スポーツ用品店。
アルペンとか石井スポーツとかミズノとかの大御所だけでなく、サーフィングッズ店とか自転車専門店とか。
へ~、不思議だな~、そっか神田って若者の街なんだ~。
確かに、古書店街でも若い人多かったです。
大学生くらいの若い人が嬉しそうに何冊も本を抱えているのを見ると、なんか嬉しいですね。
本を読むことが偉いというわけではないのですが、本は読んだほうがいい。
昔、教育実習に行ったときに指導教員の先生が生徒達に授業でこう語りかけていました。
「読書は追体験だ。一人の人生では味わうことの出来ないたくさんの人生を、読書をすることによって追体験していく、それが君達を豊かにする」と。
その言葉は私の胸にも深く刻まれました。

名作と言われ、100年読み継がれてきた本のなかには、「日本」がある。
日本は変わった、日本人は変わったと言葉面だけで表現される昨今。
日本の何が変わったのだろう。
日本人の何が変わったのだろう。
テレビは説明してくれない、ただ、言葉面だけをもっともらしく垂れ流していく。
読書することによって、日本人のルーツを知ることが出来る。
そして誰かの受け売りでなく、自分なりに「日本」とは「日本人」とはどんなものなのか、思考することも出来るようになる。
浮ついた言葉面だけに流されることのない価値観。
いろんな形で人は形成していくのだと思うけれど、読書もその手段のひとつ。

2010年5月7日金曜日

父。







父からメールが着た。
先日、休職に入ったことをメールで知らせたので、その返信だった。

このところ父はずるい。
私が今まで知っていた人と、すこし違う。

父はいつも、人様のことで一生懸命だった。
仕事に打ち込み、自分の遊びに忙しく、家庭のことは振り返らない、よくあるタイプの父親だ。
母も「お父さんはあなたが高校生になるまで、自分に子どもがいるっていう自覚がなかったんじゃないかしら」と言っていた。
父は単身赴任の人で不在が当たり前だったので、さもありなんと、母の言葉にさして疑問を覚えなかった。

「メール」という手段が、父から照れをさっぴいたのだろうか。
父が今まで人様に向けていた視線が、私にもまっすぐに向かってくる。

未だにほとんど会話がない父子関係だ。
それなのに、メールのなかの父は、すごく雄弁だ。
すごく父親っぽい。

父からメールや手紙が来ると、嬉しいと思う反面、イヤだなって思う。
私がどんなに父に愛されているか、実感してしまうから。
実感すると、子どもみたいに涙が止まらなくなってしまうから。
なんだかそれは、負けのような気がする。
・・・・・・最初から親には敵わないのだけれど。

父が、母が。
1分、1秒でも長生きしてくれれば、と思う。