2010年3月21日日曜日

媚びない視線







その視線はひどく魅惑的だった。
見ていると吸い込まれる。
翠色の、宝石のような瞳。
振り返り見上げる視線の、媚びないくせになんと魅惑的なことか。

数年前テレビで見てずっと会いたかった猫に会いに行った。

思っていた以上に、その猫は魅惑的だった。

私は猫は好きじゃない。
見た目は可愛くてとても好きだけれど、飼うなら断然犬がいい。
猫の気まぐれな愛情は好きになれない。
いつも確かにそこにある、気がつけば私を待っていてくれる、そんな愛情が好きだ。
だから、私にとって、猫は飼う動物ではない。
猫は観る動物。

画家の精緻な描写力、そして、対象への暖かな愛情溢れる眼差し。
猫の気高さと色香を画面に写し取り、観る人を魅了する。

おまけ。
猫を観たから、じゃないけれども。
今夜は鯛でした。
母上が送ってくれた大量のお魚、これで完食です。
と、思っていたら、今日はお野菜が届きました。
母上、たぶん、送料よりこちらで買ったほうが安い(笑)
母上はいつでも盛りだくさん、ありがとう。

2010年3月20日土曜日

一歩ずつ。

















春へ向かって、季節は動いていく。

例えば天気予報で、今日は寒いですよと言ったって。
真冬の寒さには敵わない。
例えば夕暮れ時。
真冬なら5時には真っ暗だった。

季節も時間も。
すべて、前に進む。
後戻りすることはない。
私の思考とはちょっと違う(笑)
人は時々、進んだはずの道を後戻りしてしまうことがある。

青梅に梅を観に行った。
青梅街道はうちからすぐ。
なんだけれど・・・普通の休日ですら混む。
まして今日は連休初日。
予想通り、一時間半で済むはずの道のりが三時間に(笑)
往復にすれば六時間。
梅を見ていた時間よりも車の中にいた時間のほうが長かったり(笑)

梅の公園は、「梅の里」というフレーズがぴったりだった。
山のゆるやかな斜面にとりどりの色の梅が咲いている。
ほのかに梅の香が漂う。
宝登山の蝋梅のような圧倒的な香りではないにしろ、顔を寄せるとほのかに高貴な香りが漂ってきて心地よい。

香りのある花が好きだ。
だからかな?
桜よりも梅のほうが好きだ。
とくに濃い色の紅梅が好きだ。

今日は青空だった。
温かくて上着を脱いでしまった。
梅がたくさん咲いていた。
ひなたぼっこをしながらお弁当を食べた。
誰も彼も、のんびりと笑顔だった。

楽しい一日だった。

おまけ、穏やかな日中、深夜には強風注意報、まるで嵐の夜のような風の音。
同じ一日でも、全然違うんだね。
明日も晴れるといいな。

2010年3月18日木曜日

嬉しい。



新しい発見があると嬉しい。
誰かが見ていてくれると嬉しい。

押したら出る。
引いたら引っ込む。

そういうシンプルなことをきちんと理解できているってすごいことだと思った。

興味と好奇心とバイタリティ。

たぶん違いはたったそれだけ。

2010年3月17日水曜日

特別な才能。



母上から電話があった。
ホワイトデーにプレゼントを贈った。
ホワイトチョコと苺のパウンドケーキ。
沖縄旅行で作った漆喰のシーサー。
シャネルNo.5の香水。

甘いものが苦手な母だが、パウンドケーキを味見してくれたようだ。
しきりと褒める。
「お姉ちゃんはまめには(料理)やらんけど、やったら上手やもんねぇ」
そしてシーサーも褒める。
「そういえば中学生のときも『手』を上手に作っとったもんねぇ」
褒める褒める、褒めたおす。
いったい誰の話をしているんだろう?
聞いている私はふと不安にかられる。

特別な才能が、どうやら私にはあるらしい。
でもそれは母にしか見えない。
第三者が客観的に見ると、私には特別な才能はない。
可もなく、不可もなく。
それが世間的に見た私。

だけれど。
母にしか見えない、私の特別な才能。
そういうものがあるらしい。
そういうのも悪くない。

きっとどの子も。
母親から見たら特別な才能の持ち主。
母親にしか見えない、キラキラしたなにかを、みんな持っている。
あかちゃんも、小学生も、高校生も、社会人一年生も、三十路も四十路も、五十を過ぎても、六十になっても。
母親にしか見えない、特別な才能を、誰でも持っている。

2010年3月16日火曜日

善き一日。

今日の善き日にぴったり
デザートのプレートに素敵な薔薇の花が一輪咲いていた
大好きな江古田のイタリアンレストラン、今日も気持ちのいい時間をありがとう



夕暮れ時・・・とは言え、ずいぶん日が長くなってきたね










吾輩は猫である。名前はまだ無い。


日が暮れたから、おうちに帰ろう


ここ二週間の心配事が去り、今日はこのうえもなく善き一日だった。
いろんな出来事に一喜一憂してしまう。
きっとこれからも、私は、些細なことにも舞い上がったり、或いは動揺したり、せずにはいられないだろう。
たぶんそれが、私と言う人間だし、人生というものだと思う。
笑ったり、泣いたり、怒ったり、悲しんだり、喜んだり、嬉しかったり。
心が動くたびに、生きているんだなと思う。
・・・まぁだけど、最中にはそんな余裕はないよね(笑)
終わりよければすべて良し。
と、いうことかもしれない。

だけれど、終わったんじゃなくて、これは始まり。
これから始まる長い長い旅路の、前哨戦も前哨戦。
そう、だけど。
どんなことが起きても、その旅は私の宝物。
ずっと、そう言いたい。
思っていたい。
そうなれるだろうか。
・・・望めばきっと。

2010年3月14日日曜日

やわらかな日差し

竹かごやほうきが懐かしい


商店、住居、土蔵、三棟立てがスタンダードらしい、今は美術館


ん?銀巴里?どこかで聞いたような(笑)どうして”銀”が着いちゃうのかな、巴里。


一緒にお散歩したい!300円か・・・ちょっと切ない


巴波川(うずまがわ)
長崎の中島川沿いもこんな雰囲気、川沿いの風景って似るものなのかな



これが都賀舟、これで栃木を出発し、途中で大きな高瀬舟に乗り換え、江戸まで向かったそうだ


この川が江戸まで続く道


ハイテクロボット蔵芝居・・・かなり惹かれたけれど、ちょっと時間なくてパス、、、心残り


噂のレモン牛乳!しまった、あとで飲もうと思ってたのに、すっかり忘れてました
どんな味なんだろう~??



なんだか、申し訳なさがストレートに伝わってきました!(笑)


ALLWAYS KAMAYA 本日はここでランチ
昭和初期の足利銀行の建物を利用、ALLWAYS3丁目の夕日に登場したそうだ



店内もレトロ&かつてのモダン風、紅いびろうどとステンドグラス、昭和な感じがいいね


特製ハヤシライス、なんと味噌入り!たしかに(^^)


すっかりデザートなしではいられない身体に(笑)
杏仁豆腐と、とちおとめのムースでございます♪



山本有三記念館にあった世界名作全集!!
これ、うちにあったのと同じ!!大好きでよく読んでいました
一番のお気に入りは「八十日間世界一周」これがたまらなく好きでした
それから、ピノキオ、家なき子、若草物語、ガリバー旅行記・・・何度も何度も読みました



文化財の蔵を利用した山本有三記念館


横山郷土館、有形文化財、旧栃木共立銀行


これが金庫!やっぱり”蔵”だね


午後のやわらかな日差し

川沿いを歩く


美術館の駐車場にて、おじさまライダーも今日は遠出日和だったんだね


ン百万もする錦鯉、を覗く、お姉さま方、並んだ後姿がなんだかかわいい


今日は栃木スケッチ大会でもあったのか、やたらキャンバスを広げているご老人を見かけた
朝通ったときからずっとここで書いてらっしゃる
ずいぶん出来上がってきてました!
ちなみに通りすがっているおじさま方がハーレーの持ち主のみなさん



蔵作りの街並み、ここは小倉アイスとじまん焼きが自慢らしい!(笑)


今日も絶好のお出かけ日和。
休日の朝にしては早起き(当社比)をして、今日は「栃木市」に出かけた。
だって、栃木ってうちからめっちゃ近いんだもん(笑)
本当は青梅へ梅を観に行きたいのだが、なんと本日は青梅ではイベントDayらしい・・・。
相当の混雑が予想されるので、諦めて、混んでなさそうな(失礼!)栃木に出かけてみることにした。

蔵作りの街。
小江戸。
とくれば、「川越」。
川越までは車で30分ほど、お気に入りのお散歩コース。
川越と似ているのだろうか、どんな街だろうか。

足利市に遊びに行ったときも思ったのだが、栃木市もどことなくのんびりした空気が流れる。
人気がない・・・どこか閑散とした感もあるのだが、それが淋しさよりも、穏やかさ、のどかさを感じさせてくる。
ああ、道が広くて気持ちいい。
意外にも歩道は綺麗に整備されていて、新しすぎて残念ながら風情はないが、とても歩きやすい。
でも軒を連ねている商店は年季が入っていて、古めかしさを残しているところが多い。
不思議なアンバランスさがある街だ。

駅前の道をまっすぐに歩いていくと、そこが蔵作りの街だ。
川越と違っているのは、蔵作りの家が点在しているように見えて、あまり「街並み」が揃っているようには見えないことだろうか。
「あ、ここ、蔵作りだ」
と、歩いているとふと気がつく。
そういうところも、観光地にしたいんだかしたくないんだかどっちつかずで、なんだかとても呑気な気がして面白い。

駅の観光案内所の若者とか、川舟の船頭さんとか、ふらりと入った益子焼のショップのお母さんとか、野菜直売店のお母さんとか、人はとっても明るくて、気さくで、親切だ。
勝手なイメージだけれど「なんか人気出ちゃってよその土地の人が遊びに来てくれるみたいだから、栃木のいいとこ教えてあげなくちゃ」といった感じだ。
みんな、栃木大好き!で、栃木のアピールに熱心だ。

街の真ん中に「巴波川(うずまがわ)」が流れている。
ここから東京の木場まで、かつては船で物資を輸送していたそうだ。
こんな小さな川に舟を浮かべて、江戸まで。
正直驚いてしまった。
だってただの小さな川なんだもの。
物資を運び、そしてまた物資を持ち帰る。
海のない街なのに、港町や入舟町と言った名前が多く残っているのは、この川が商業の中心にあったからだそうだ。
それはとても大変な旅だったことだろう。
川舟(都賀舟)に乗って、20分ほどの川遊びを楽しんだ。
船頭さんが栃木の歴史を語ってくれる。
それから、自慢の船頭歌も披露してくれた。
天気の良い日曜日、川舟に揺られ、暖かく柔らかな日差しを受けながら、朗々と流れる昔ながらの歌を聴く。
なんともいえず心地の良い時間を過ごした。

それから、いくつかの資料館を見た。
栃木の秋祭りで使われるという山車の資料館はそれは素敵だった。
そして、この土地で生まれ育った山本有三の記念館にも足を運んだ。
記念館自体が生家というわけではなく、文化財である蔵を記念館に借りているとのこと。
至るところに飾られた山本有三の言葉、ポリシー。
ああ、言葉とか信念とか。
それはただの文字に過ぎないのに、なんて力強く感じられるのだろうか、どうして心を打つのだろうか。

「たったひとりしかない自分を、
たった一度しかない一生を、
ほんとうに生かせなかったら、
人間、生まれてきたかいがないじゃないか 山本有三」

2010年3月13日土曜日

今日も一日。


一日が終わる。

仕事をして、、、そう、たまには誰もいない事務所で、誰にも邪魔されずに、純粋に仕事と向き合うと、自分がどれだけ「仕事」が好きか実感する。
日暮れが近づき、いい加減切り上げて帰らなくてはならない時刻が近づいて・・・
あ~ぁ、と思う。
せっかく面白いのに。
もう終わりにしなくちゃいけないなんてつまらない。
もっともっと、あれもこれもやりたい。

向き合っているのはただの数字の羅列。
だけどその数字の羅列の向こう側には「人」がいる。
誰かの思いがあり、その思いに従ったり従わなかったりする人が動いて、その数字がある。
そしてそこからまた未来へ繋がってゆく。
明日は?
一週間後は?
一ヵ月後は?
半年後は?
一年後は?

そこに自分の存在がないことだけがとても残念。

でも、期間限定だから。
寂しいのは、ほんの一瞬。
そう、思おう。