久方のひかりのどけき春の日にしづ心無く花の散るらん
人は太陽の日差しなしには生きていけない、と思った。
初夏の日差しのなか。
トラックが行き来する。
排気ガスでいっぱいの往来。
それでも、久しぶりの日差しが心地よかった。
だって。
どっちみち、私が生まれたときから、完全な自然なんてなかった。
多少の有害物質と一緒に育ってきたようなものだから。
ある意味、私にとっての『完璧な自然』はこの状態なのかもしれない。
久方ぶりの散歩。
往復10分程度の、ささやかな日差し。
太陽の光がなければ、人は生きていけないと思った。
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