2010年6月5日土曜日

ひかり









久方のひかりのどけき春の日にしづ心無く花の散るらん

人は太陽の日差しなしには生きていけない、と思った。

初夏の日差しのなか。
トラックが行き来する。
排気ガスでいっぱいの往来。
それでも、久しぶりの日差しが心地よかった。

だって。
どっちみち、私が生まれたときから、完全な自然なんてなかった。
多少の有害物質と一緒に育ってきたようなものだから。
ある意味、私にとっての『完璧な自然』はこの状態なのかもしれない。

久方ぶりの散歩。
往復10分程度の、ささやかな日差し。

太陽の光がなければ、人は生きていけないと思った。

0 件のコメント:

コメントを投稿