
君が大人になったとき、
なにを愛するだろうか?
なにを悲しむだろうか?
なにを憎み、なにに傷つき、なにを憂い、なにを喜び、なにを楽しむのだろうか
まだ君の人生ははじまったばかりなのに
私は君の「いつか」を思い描く
いつか君が小学生になったら
いつか君が高校生になったら
いつか君が成人したら
いつか君が大人になったら
「いつかの君」に思いを馳せる
君に望むことはなにもない
君にはただ命を与えただけ
それ以外に君にしてあげられることは、本当はなにもない
ここからさきの君の人生は、君が選び、君の足で歩んでゆくもの
だから君になにかを望んだりはしない
だけど
「いつかの君」を勝手に想像するくらい、想像して遊ぶくらい、していいだろうか
いつか君が人を愛するようになったら、
いつか君が我が子を自分の手に抱く日がきたら、
きっと私の矛盾も受け入れてくれるだろう
いつか君が大人になったら・・・
思い描かずにはいられない
君は希望と未来をそのちいさな身体いっぱいに抱えて生まれてきた
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