
今日もブルーが眩しい空、わたしの好きな色

突如として現われるサウナ、こういうの最近流行っているのだろうか?・・・でもどこにサウナがあるんだろう?ただのマンションに見えちゃう

もくもくもく、くも

いわさきちひろ美術館、閑静な住宅地に密やかに


美術館の一角、小庭を望むベンチ、暖かく寄り添う

ランチはちひろさんの生まれ故郷・長野のおやき、実は丸いのの下にその倍くらいある細長いおやきが!(笑)
キンピラとナス味噌でとても美味しい。
雪のない白馬のスキー場で一度食べたことがある、素朴でとても好き。
甘味は落雁のようなお菓子、香ばしく美味。お茶にあわせてほうじ茶の風味?

まばゆい

低く・・・

遠くたなびく・・・

シルエット

今日は「いわさきちひろ美術館」へ足を運んでみました。
ずっと行きたい行きたいと思っていましたが、やっと重い腰をあげて行って参りました。
なんと住宅地の中にひっそりと、でも忽然とちひろ美術館が現れます。
・・・そうだよね、だってちひろさんのお住まいを美術館に作り変えたんだもの、住宅地の中にあって当然なんだ、、、と、あとで思いました(笑)
ちひろさんの絵は多くの方が目にされたことがあると思います。
私も、幾度となく、いろんなところで目にしました。
優しさと柔らかさしかない。
淡い色合い、でも時々、子供の哀切なんてものも表現されていて・・・
子供だからこそ、子供ゆえの。
可愛さ、健気さ、哀しさ。
なぜちひろさんはあんなに的確に表現できたのだろう?
子供の心を持ち続けているから?
なんとなく、そうではなくって、ちひろさんが「正しくきちんとした大人だから」なのではないかと思う。
子供のままの人に、他人の心は思いやれない。
正しくきちんとした大人の人だから、子供の喜びも哀しみもきちんと見ることができる、だからちひろさんはあれほどまでに的確に子供達の姿を写し取ることができたのではないかと、勝手に思う。
ちひろさんのいくつかの言葉が、私を捉えて離さない。
つい、持っていた小さなメモ帳に写し取った。
「大人になること」1973年
大人というものはどんなに苦労が多くても、自分の方から人を愛していける人間になることなんだと思います。
1973年
私が力がなくて無力なとき(いつもそうなのだろうけれど)人の心のあたたかさに本当に涙ぐみたくなる。
この全く勇ましくも雄々しくもない私のもって生まれた仕事は、絵を描くことなのだ。
「雪のなかで」1972年
こどもは初めて知るこの世のふしぎにいつもそのまあるいひとみを輝かす
いま
雪はひひとして彼女の頬やまつげを打つけれど、
この白い世界にこの子は一生忘れることのできない美しい夢をもちつづけることだろう
美しい心を持っているから美しい絵が描けるわけでも、美しい言葉を紡げるわけでもない。
ただひたすらにまっすぐと世界を捉える人の絵だから美しく、言葉だから美しい。
世界は、美しい。
苦難と苦労に満ちていたとしても、人は365日24時間絶望し続けることはできない。
喜びや希望が胸をよぎる一瞬間がある。
だから、生きていられる、だから、生きていける。
世界はかくも美しい。
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