2010年1月19日火曜日

ジャムつきパン。

かわいいクマの女の子のお話


超有名!な絵本。でもわたくし、3巻まであるとは知りませんでした!即買いです♪


雲。大好きな、かたち。圧倒される


先日の「モチモチの木」に続き、欲しかった絵本を買ってきました!
「ジャムつきパンとフランシス」

これは、ジャムつきパンが大好物でそれしか食べないクマの女の子フランシスのお話です。
最初はお母さんが作ってくれたどんな美味しそうなご馳走にも手をつけず、ジャムつきパンばっかり食べていたフランシスですが、お母さんがフランシスにだけジャムつきパンしか作ってくれなくなると、みんなが食べているいろんなご馳走が欲しくなって、自分の我が儘をあとになって後悔してしまう・・・というお話です。

子供の頃、おんなじような思いをしたことがあるなぁと。
ご飯に我が儘を言って、父親に「食べなくていい!!」と叱られ、あとになってとても悲しかったけれども、いまさらごめんなさいって言えなくて、お母さんが夜中にそっとおにぎりを持ってきてくれるまで、おなかを空かせていたこととか。
素直になれずに、悲しい思いをしたこと。
最後は結局、お母さんの優しさに救われて、今泣いたカラスがもう笑った・・・となったこと。
そういう思いが、この絵本ではとっても上手に表現されていて、「あぁ、あるあるある!そういうことあった!!」と、懐かしく、くすぐったく、すこし恥ずかしく思い出させてくれる絵本でした。

でも実は。
大人になっても、素直になれずに悲しい思いをすることがある。
本当は違うことが言いたかったのに。
本当はそうじゃなかったのに。
子供のときと違って、大人になったら、お母さんのように優しく導いてくれる人はいない。
だから、なるべく、自分から素直になろう。
自分の感情に、素直に生きよう。
多少ぶつかっても、多少窮屈でも、多少誤解されても。
それでも、「ホントはこうだったのに・・・」の後悔と切なさよりはいいんじゃないかと思う。
思いながら、、、でも、やっぱり自分に素直になれない自分がいたりする。
素直になることは難しい。
子供にとっても、大人になっても。

そしてもうひとつ。
ちびくろ・さんぼ、、、これは表現上の問題でトラブルになっていたと聞いたのですが、もう大丈夫なのかな?
この衝撃的なイラストは、かつて子供のときに読んでいたものと同じです!
懐かしさがこみ上げ・・・すごく好きだったなって思い出しました。
一番好きなのは、とらのバターでお母さんがホットケーキを焼いてくれるところ。
お母さんは27枚、お父さんは55枚、そしてなんと、ちびくろ・さんぼは169枚!!
この衝撃が忘れられず、「私もホットケーキ169枚食べてみたい・・・」と子供心に思っていました。
その頃は「ほっとけーき」がなにかもよく分かっていませんでしたが(笑)
そしてそのころから私は甘いものが大好きな食いしん坊だったということですね!(笑)

絵本を読んでいると、幸せな気分になります。
かわいいだけじゃなくて、フランシスのように、結構子供なりに厳しさと向き合わなくてはならなかったりして。
だけれども、きっと厳しくしつけようとしたお母さんの胸のうちのほうがずっとずっと切なかったのだろうなと思ったりして。
絵本には、必ず、母の優しさが詰まっている。
だから人はいくつになっても絵本を手にとってしまうのかもしれない。

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