
威風堂々

この豪華さ、Guilty or Non Guilty?

覚えておこう

緑の参道は清々しく、深奥へ誘う

川を臨んで立つ

ようこそ、日光金谷ホテルへ。

メインダイニング入り口は意外とシンプル、さりげなさが良い。

テラスを向いた席、窓の外には日光の冬枯れ。それは素晴らしい自然のご馳走。

野菜のクリームスープ。そして・・・ホテルのベーカリーのパンってなんでこんなに美味しいんでしょうか!?
プレーンとレーズン入り、う~ん、どちらも美味っ!
帰りに買って帰ろうと思ったら、すべてのパンが売り切れていました・・・そうだよね、美味しいものね・・・

漢方和牛(・・・って、なんだろう?漢方で育てた和牛??)のハンバーグ カツレツ。
”洋食”という感じでよいですね~。
しかし、どうしてハンバーグをカツレツにしなくてはならなかったのだろう?(笑)
いわゆる、メンチカツみたいなものでしょうか?
上に乗っているリンゴソテーの酸味が洋食屋さん→金谷ホテルのダイニングバーの違いを演出しているかと。うんうん。
もちろん、とっても美味しい!初めて食べるのに懐かしいお味♪

キャラメルアイスクリーム美味、つい「お代わり」と言いたくなってしまう・・・


明治後期から昭和初期までレストランで使用されていた陶器に銀食器。金谷ホテルのマークがしっかり刻印されている。

神橋、かつては将軍しか渡れなかったという。今では300円で庶民も渡れます。それが時代の流れ。逆らうことなく、身を任せる。

なぜだか、好きなんです。
日光東照宮。
学生時代に親友とふたりで卒業旅行と言って、当時住んでいた南方からわざわざ日光にやってきました。
旅館の人にも「そんなところから!?」と驚かれました。
当時は交通の便も悪く、確か浅草に一泊して翌日の朝早くに浅草を出発したような記憶があります。
東照宮、中禅寺、華厳の滝、そして翌日には東武ワールドスクウェア。
日光にはたったの一泊二日だったのですが、念願叶ってとても嬉しかった。
もう三月も末なのに日光は雪だらけ、華厳の滝は巨大つらら。
大量の雪を見たことがなかった南方人の私にはすべてがIt's a New World!!
その後も何度か足を運びました、日光東照宮。
というわけで、昨夜ふいに思い立ち、そうそう、絵本を買ったついでに、「明日どこかへ行きたいな~」と。
旅行ガイドコーナーを見ていて、日帰りで行ける場所をいくつかピックアップ。
行ったことのない日帰り圏内もあるというのに、また日光のガイドブックを選んで買ってしまいました。
で、衝動的に行ってきました、日光東照宮。
えっと~・・・建物なので(笑)
毎回同じです(笑)
なにかがリニューアルされるわけでも、祭事の時期でもない限り目新しいものがあるわけでもない(笑)
だけど、すごく満足しました。
徳川幕府時代はあんまり好きじゃありません。
それより戦国時代、そうですね、私的には安土桃山、鳴かぬなら殺してしまえby織田信長が一番好きです。
だけど、やっぱり「徳川」って特別ですね。
あの長きに渡って一国を統治し続けた・・・それって日本がどんなに小さな島国だったとしてもやはり驚嘆すべき事柄と思うのです。
それもやはり、最初の国造りがすべての肝だというか。
その始祖・家康はやっぱり只者ではないのだろうなと思います。
そしてやっぱり、権力者が持つ絢爛豪華さは洋の東西を問わず、私の心を惹きつけてやみません。
権力そのものにはあまり興味がない。
しかし「権力」というものを手にした人間の行動には大変興味があります。
その表現方法のひとつとしての、贅の極み、巨大建造物、黄金・・・
その副産物として素晴らしい芸術が生まれたこともまた、否めない事実。
そんなわけで、東照宮は私にとってはなにかしら、人間の持つ光と影の象徴のように思えてなりません。
私にとって東照宮は絢爛豪華であればあるほど、嫌悪しつつ惹かれるという、不思議な存在です。
さて。
今回は頑張って早起きしちゃったので、車でわずか二時間弱、東照宮の前に佇んでいました!
日光はいっつも混んでいるイメージがあるので、本当にびっくりしました(笑)
早起きは三文の徳って本当なんだな~(笑)
というわけで、いつもの東照宮→二荒山神社→輪王寺コースを回ってもまだ時間がある。
かといって、今から中禅寺方面に行くとなると・・・
というわけで行って参りました、『日光金谷ホテル』。
行きたい行きたいと思いつつ、いつも寺社仏閣を見るのに忙しくて、大抵お昼は蕎麦ですね。
さっと食べてさっと次の目的物へGo!
今回は見るべきほどのものは見つ・・・と言った心境で(笑)
金谷ホテルでランチすることにしました。
私は古い、歴史ある建物がとても好きです。
寺社仏閣、お城、教会、邸宅などなどが好きなのも、その「歴史が持つ風合い」がたまらなく好きだからだと思います。
新しく、洗練された、シンプルに贅を尽くしたホテルももちろん「ステキだなぁ~!!」と思うんですが、かつては当代一と言われ、賓客、要人が訪れたような、しかし今では設備としては古く、でも格式を残しているホテルというのはさらに憧れがプラスされます。
だから、金谷ホテルにもとても行ってみたかったのです。
現存する日本最古の西洋式ホテル。
それだけで、私にとってはとても楽しい場所でした。
すごく優雅な気持ちで、朝から歩き回っていた疲れを癒し、そして美味しい洋食でお腹も満ち足りた時間を過ごすことができました。
若干の後悔は・・・金谷ホテルの名物といえば虹鱒のソテー金谷風。
分かってはいたんですが・・・ちょっとなんかこう、「鱒」というお魚に抵抗感があり・・・
つい、ハンバーグ カツレツを頼んでしまいました!ごめん!!
次回はしり込みせずにチャレンジしてみようと思います、虹鱒!!
ちなみに一番好きなのは、箱根の富士屋ホテルです♪
昭和11年に建てられたという花御殿・・・各部屋に花の名前を冠し、各部屋の大きなキーはその花の絵に美しく彩られている。
ああ、昔の人は「贅沢」とはどういうことかをちゃんとご存知だったんだなぁと、しみじみ思いました。
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